さてさて前回の続き。今回はネットボランチDNSサービスの設定についてです。
VPNの接続には固定IPアドレスが必要になります。契約しているプロバイダによりますけれど、固定IPアドレスが振られているケースは少ないのかな。少なくともうちは違います。
そこで活躍してくれるのがDDNS(ダイナミックDNS)サービスです。プロバイダによってグローバルIPアドレスが振られている場合、一定周期でIPアドレスが変更されてしまいますが、DDNSサービスを利用すれば、IPアドレスが切り替わる度に固定化されているホスト名と紐付けし直してくれます。つまり自宅ルータのIPアドレスに関わらず、hogehoge.hogehoge.comにアクセスすれば繋がるというわけです。
このDDNSサービス、有料無料を含めると結構な数が見つかります。けれど「RTX810」では、ヤマハが提供している「ネットボランチDNS ホストアドレスサービス」が無料で利用できちゃいます。ヤマハ製ルータ限定のサービスですが、せっかくなのでこれを使わない手はないですね。
ネットボランチDNSについてはヤマハ公式サイトのFAQをどうぞ。
YAMAHA RTシリーズのFAQ / ネットボランチDNSサービス
というわけで設定方法。すこぶる簡単ですが……。
・WEB設定画面の[詳細設定と情報]から→[ネットボランチDNSホストアドレスサービスの設定]へ。
・[接続プロバイダ]を選択し、希望のホスト名(63文字以内であれば自由)を入力。[IPアドレス変更時の自動更新]が[する]になっているかを確認し、[設定の確定]を押せばOK。
・利用規約が表示されるので、同意すれば完了です。
ヤマハ製ルータを使ってVPN環境を構築するにあたって、グローバルIPアドレス問題を解決するなら「ネットボランチDNSサービス」が最も簡単でしょう。
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