ど素人がChatGPTとXcodeでアプリ開発|約3日で価格メモアプリを作ってみた 〜汗と涙とAIと〜

タイトル画像 ど素人がChatGPTとXcodeでアプリ開発|約3日で価格メモアプリを作ってみた 〜汗と涙とAIと〜 BLOG
BLOG

プログラミングをやったことのないど素人がChatGPTを活用してXcordでアプリを作ってみました。まだ完成していませんが、ここまでの進捗を記しておこうと思います。

スポンサーリンク

きっかけは日常の「なんで?」

「この前198円だったのに、今日は248円?」

値段の記憶違いで、また損をした気分になる。底値アプリやチラシアプリも、どうにも使いにくい。結局どこの店が一番安いのか自分で記録しないとだめだ。

「自分で価格記録アプリを作れないだろうか」

そう考えたのがきっかけでした。

まずはChatGPTに相談するところから

何をどう始めればいいのか全く分からなかったので、まずChatGPTに相談。

「iPhoneで動くアプリならXcodeとSwiftUIが標準」「SwiftUIは初心者にも比較的やさしい」と教えてもらい、開発環境や言語選定まで一緒に決めました。

もちろん、この時点でプログラミング経験はゼロ。ChatGPTに聞きながらやればまあ何とかなるだろうという軽い気持ちで進めてみることに。

Xcodeインストールと初期セットアップ。SwiftUIとの初対面、最初のつまずき

指示通りMacにXcodeをインストール。容量が大きく、インストールにそれなりの時間がかかったものの無事完了。Xcodeを開くと、アイコンやメニューが多すぎて戸惑いましたが、プロジェクトの作り方やテンプレート選択、プロジェクト名の付け方などもChatGPTに聞きながら、「PriceMemoApp」という名前でとりあえず土台を作りました。

「SwiftUIは簡単」とネットでよく見かけるものの、知識ゼロスタートなので当然さっぱりわかりません。実際触ってみると@Stateや@Bindingといった概念や、プレビューが動かない原因、スペルミスでエラーが出るなど壁が多く感じました。

「TextFieldで商品名を入力し、ボタンで保存」だけでも最初はなかなかうまくいかず、その都度ChatGPTに質問して、具体的なコード例やトラブル解決法を教えてもらい、試してみるを繰り返していきます。

開発中に感じた課題と発見。機能追加の沼、UI・UXの悩み

アプリの形ができてくると「やっぱり写真も添付したい」「カテゴリーも選びたい」など欲が出てきます。実装を進めるたびに「入力欄が多くなりすぎて使いにくい」「キーボードが邪魔でボタンが押せない」など新しい問題が次々に出てきました。

ここでもChatGPTが大活躍。というか頼る相手がChatGPTしかいません。

「PhotosPickerとImagePickerは何が違う?」「iOS16以前ならどうする?」など、技術的な内容も何となく正解を教えてくれます。

アプリ全体のファイルを常に見てくれればいいのですがそうもいかず、微妙に間違っている時や、回答がループしてしまう時もありますがそこはご愛嬌。

最低限の入力・保存ができるようになると、「検索機能」「商品ごとの最安値一覧」「お店やカテゴリーごとのソート」「税込/税抜の切り替え」「商品の複製や編集」など、思いつくままに要望が増えていきます。

ForEachで単純に一覧表示していた画面も、すぐに「検索窓」「ソートボタン」「フィルター」などExcelライクな機能を追加したくなり、気づけば画面もコードもどんどん複雑になりました。

テスト運用とユーザー目線での改善

ある程度形になった段階で家族に実際に使ってもらい、「登録完了メッセージが出ない」「画像の向きが変」「ひらがな検索に未対応」など、自分では気づかない細かな不便さを多数指摘されました。

トースト表示の追加や画像の自動回転、全角・ひらがな・カタカナ検索対応など、一晩で修正を重ねる場面も多かったです。短期間でも実際のユーザーからフィードバックを受けて改善を繰り返す大切さを実感しました。

アプリ開発をしていて気づいたのは「機能が多ければ良いわけじゃない」ということ。入力が面倒だと続かないし、項目が少なすぎると物足りない。まずはシンプルに形にして、使いながら必要な機能を後から足していくぐらいがちょうど良いと思いました。

……とここまでXcodeをインストールしてから約3日です。

それなりに問題なく動くようになった気がするのでしばらくテスト運用することにしますが、短期間でも「こうできたら便利」「この体験をもっと良くしたい」と思う機能が次々と思い浮かびます。

  • CSVエクスポートで家計簿アプリ連携
  • バーコード自動入力
  • iCloud対応
  • AppStoreでの公開

このあたりを追加できたらいいな。引き続き開発していこう。

結局はAIすげーなという話

というわけで、AIを活用すればプログラミング未経験でも自分専用アプリの土台くらいは短期間で作れました。

分からないことは何度相談しても嫌な顔をしないのがAIの良いところ。1人で「調べる・考える・相談する」をやらなくてもいいのはだいぶ楽です(相手がAIなので実際は1人でやってますが)。良い時代になりましたね。

タイトルとURLをコピーしました