2026年にキヤノンが発表するであろうVCMレンズシリーズに関する情報がCanon Rumorsに掲載されています。それによると2本のうち1本は「RF14mm F2 L VCM」になる可能性があるとのこと。
次のVCM単焦点は「RF 14mm f/2L VCM」なのか?
数週間前、キヤノンがさらに2本のVCMレンズを発売し、そのうち少なくとも1本は現行の5本のようなf/1.4Lではないだろうとお伝えしました。20mmより広角、あるいは85mmより望遠に行くなら、これは理にかなっています。
Canon RF 14mm f/2L VCM
本日、2本のうちの1本は「RF 14mm f/2L VCM」になるだろうと聞きました。ただし、この情報は直近の「RF 85mm f/1.4L VCM」など、これまでVCMレンズの発表情報をもたらしてくれたソースからのものではない点には注意が必要です。
私はレンズ設計者ではありませんし、キヤノンはこれらVCMレンズでサイズと重量を揃えるという新しい設計思想を打ち出しています。自動アイリス、絞りリング、そしてボイスコイルモーター(VCM)もその一部です。
スミレ(Sumire)シリーズのシネマ単焦点を見ると、Sumire CN-E 20mmはT1.5で、Sumire CN-E 14mmはT3.1です。もちろんシネマレンズはVCMの単焦点セットとは明らかに性格が異なりますが——。
CN-E 14mm T3.1とCN-E 20mm T1.5はサイズが非常に近く、重量は同一です。ですから、ビデオグラファー向けに設計されたレンズに関して、キヤノンの哲学には一定の前例があると言えます。
この情報にはそれなりの蓋然性がありますが、VCM単焦点ラインについてこれまでほどの確信は持てていません。
残念ながら、Sumire CN-E 28mm T1.5は存在しません。
いつ発表されるのか?
確かなことはわかりませんが、2025年中に新たなVCMレンズの発表はないと見ており、VCM単焦点ラインの残りを埋めるのは2026年になる可能性が高いでしょう。
その後は、たとえば「RF 35mm f/1.2L」のようなフォトグラファー向けレンズかもしれません。ついでに、新しい「RF 50mm f/1.2L」や「RF 85mm f/1.2L」も加えてくれると嬉しいですね。
既存のVCMシリーズに合わせたサイズ感で14mmというのはコンパクトで良さそうです。F2でも十分に明るいですがF1.4ならより嬉しいところ。星景写真にも使えそうですかね。