キヤノンは2026年に2本のVCMレンズを計画している?

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2026年にVCMの単焦点レンズが2本登場するとの噂情報がCanon Rumorsに掲載されています。それによると、100〜135mmの間で1本、28mmもしくは20mmよりも広角で1本との予想をしています。

VCM単焦点レンズがさらに2本登場予定

今週、キヤノンは待望のRF 85mm f/1.4L VCMを発表した。これはハイブリッド用途のVCMシリーズとしては5本目で、これまでに発表されたRF 35mm f/1.4L VCM、RF 24mm f/1.4L VCM、RF 50mm f/1.4L VCM、RF 20mm f/1.4L VCM(発表順)に続くものだ。概ね、このシリーズは(私自身を含めて)高い評価を受けており、とりわけ写真撮影での絞りリングが気に入っている。

1本はF1.4ではない

情報筋の1人によれば、今度のVCMレンズのうち1本はF1.4ではないという。これは焦点距離が85mmより長いことを示唆している。これらのレンズの狙いは、たとえばジンバル使用時のレンズ交換を容易にするため、サイズと重量を極力そろえることにある。

ひとつの可能性

となると、おそらく100〜135mmの間だろう。もし135mmだとすると、F2であっても前玉(有効口径)は約67mmになり、他のVCMレンズと同じサイズに収めたい設計としてはやや厳しい。したがって、もう少し短い焦点距離になると考えている。100mm F1.8なら成立しそうだが、85mmに近すぎるだろうか。そうしたレンズにマクロ(0.5倍?)機能を付けるという手もある。

最小の“瞳”(有効口径)の単純な計算式は、焦点距離÷F値だ。広角側ではケラレを抑えるために前玉をより大きくする必要があることが多く、この式はうまく当てはまらない。

もうひとつの可能性

2本目については、あまり言いたくないのだが……。RF 28mm F1.4L VCMがラインアップに収まる可能性がある。EF時代のキヤノンには、24mm・28mm・35mmからなる軽量レンズの系譜があった。つまり、かつて作っていたのだ。EF 28mm F1.8 USMは彼らが作ったレンズの中でも「最悪の部類」だったが、意図としては理解できる。

20mmより広い焦点距離に広げる可能性は低いと思うが、絶対ないとは言い切れない。

いつ登場するのか?

両情報筋の話では、これらのレンズは2025年中には登場せず、発表は2026年のどこかの時点になる見込みだという。

なお、ソフトウェア補正を前提とせずに使える大口径単焦点を求めている写真家の皆さんに伝えられる新情報はない。RF 35mm F1.2L USMのようなレンズを望む声が多いのは重々承知しているのだが。

現状のラインナップとしては、20mm / 24mm / 35mm / 50mm / 85mmでいずれもF1.4の5本。

新型VCMのうち1本はF1.4ではないとのことなので確かに100mm以上の可能性が高そうです。100mm以上でF1.4を実現することはできるとは思いますが、サイズが大きくなりすぎるor価格が高くなりすぎるということでしょう。F1.4にこだわらないのであれば、いずれは100mmと135mm両方ともに登場してもおかしくはないでしょう。

広角側はたしかに28mmという線もありそうですが、20mm以下の広角の線もありそうで、なんとも言えないところ。すでに24mmと35mmがあるので、間を埋めるよりも先により広角という気がしなくもないですが。

いずれにしてもまだ少し先の話のようなので、続報を待ちましょう。

Source:There Are Two More VCM Prime Lenses Coming

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