2025年7月17日に公開されるも不具合があったため公開停止となっていたEOS R1とEOS R5 Mark IIの新ファームウェアが再公開されました。
今回公開されたファームウェアのバージョンは、EOS R1がVersion 1.1.2、EOS R5 Mark IIがVersion 1.1.1。どちらも7月17日に公開された時点ではVersion 1.1.0だったものの、なぜか数字の刻みが違うのは若干気になるところです。
まあそれはさておき、EOS R5 Mark IIのみですが、変更内容は以下のとおり。
EOS R5 Mark II ファームウエア Version 1.1.1
このファームウエア(Version 1.1.1)はファームウエア(Version1.1.0)で確認された以下の不具合についての修正を盛り込んでいます。
- 2TBを超えるカードを利用して、[プレ記録]設定で動画撮影すると、正しく記録できない現象を修正しました。
また、このファームウエアは以下ファームウエア(Version1.1.0)の変更内容を含みます。
- セキュリティ機能を向上しました。
電源ON時にパスワードを要求する事ができるようになりました。
- 初回にパスワードの設定が必要になります。
- 設定変更によりパスワード要求画面を表示しないようにすることもできます。
- パスワード変更やネットワーク情報変更などの履歴を確認することができます。
- ※cam.start.canonに掲載している詳細ガイドの「パスワードを設定する」をご確認ください。
- カメラ単体でも、インターネットからファームウエアをダウンロードして、アップデートできるようになりました。
- 100/120Hzのフリッカーをライブビュー中に自動検知することができるようになりました。
- カメラリモートアプリケーション CR-A100のプリセット機能にフォーカス位置も登録することが可能になりました。ロボティックカメラシステム CR-S700Rとの使用において、撮影者が意図した被写体距離にフォーカスを合わせて撮影しやすくなります。
- サーボAF特性に、バドミントン、バレーボールなど「ネット越しの被写体」を撮影するシーンに適した、[Case スペシャル]を追加しました。
- デジタルカメラに関するソフトウエア開発支援キット(EDSDK/CCAPI)の対応機能を追加しました。
- 画像をレーティングする際に、同時に画像をプロテクトする機能を搭載しました。
- 周辺協調制御対応レンズのブレ補正制御を改善しました。
- 8TBまでのCFexpressカードに対応しました。
- 8TB を超えるカードは、カメラで[物理フォーマット]が必要
- 8TB を超えるカードは、8TBのカードとして扱われる
- 2TB を超えるカードは、ファームウエアのアップデートには使用できません
- CR-A100を接続して長時間に渡りリモート撮影を行う時に、発熱が抑制される撮像フレームレートを下げる設定を追加しました。
- 音声メモ付き画像をFTP転送した際、音声メモ→画像の順で転送するように変更しました。また、転送待ちの画像に音声メモを追記した場合、その画像と音声メモは、転送順が最後になるように変更しました。
- プリ連続撮影時の記録枚数を1枚単位で設定できるようになりました。
- 撮影時ボタン カスタマイズに[機内モード]を追加しました。
- ストロボ使用時に露出のSimulationができるようになりました。
- 動画時のAFにおいて、ピントが合いにくい被写体に対するAF追従性を改善しました。
- [ブラックアウトフリー表示]を”する”かつ[サーボAF1コマ目レリーズ/ワンショットAF時のレリーズ]を”レリーズ優先”の設定で撮影後に拡大表示すると、Err70が発生することがある現象を修正しました。
- Bluetooth通信中に他のBluetooth機器からの干渉により、Err70が発生することがある現象を修正しました。
- “高速連続撮影+”で撮影を繰り返していると、ごく稀にErr70が発生する現象を修正しました。
- 起動後すぐに電子シャッターで撮影すると、ごく稀にErr70が発生する現象を修正しました。
- “FHD239.8P/200.0P”設定で動画撮影中に、ごく稀にErr70が発生する現象を修正しました。
- 動画モードでフレームレート”50.00P”、[動画電子IS]”入”または”強”を設定して使用していると、ごく稀にErr70が発生することがある現象を修正しました。
- [プレ記録]を”入”かつimage.canonへの[自動転送]を”する”に設定時の撮影待機中に、Err70が発生することがある現象を修正しました。
- [撮影画像の確認]を”切”に設定し、プリ連続撮影後にモニターが低輝度表示になったとき、カメラが正常に動作しなくなることがある現象を修正しました。
- HDMI出力をしながらEOS Utilityでリモートライブビュー撮影をした状態で、動画記録できないことがある現象を修正しました。
- ファイルサイズの大きいRAW画像をCamera Connectで転送できない現象を修正しました。
- ファインダーに横線が一瞬表示されることがある現象を修正しました。
- Wi-Fi 7対応のルーターに接続できない現象を修正しました。
[プレ記録]設定で動画撮影する際に2TBを超えるカードも使えるようにする修正以外は、前回一瞬公開されたVersion 1.1.0と同じですね。
とりあえずダウンロードはしましたけど、すぐにアップデートするかは悩み中。パスワードが面倒そうだなあと……。
Source:一時停止しておりました下記ファームウエアを公開いたしました。EOS R1ファームウエア Version 1.1.2、EOS R5 Mark IIファームウエア Version 1.1.1
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