2025年7月1日に登記申請を行い、7月8日付で登記が完了してから約1週間。ようやく、各行政機関への届出と法人口座の開設がひととおり完了しました。
行政への各種届出を提出
登記事項証明書と印鑑証明書を取得するために法務局へ出向いたのち、これらを持参して各所に届出を行いました。
提出先と主な書類一覧
年金事務所(日本年金機構)─ 参考
- 健康保険・厚生年金保険新規適用届
- 登記事項証明書(原本提出)
※従業員がいない法人でも、役員に報酬を支払う予定があれば届出が必要です。
税務署(国税) ─ 参考
- 法人設立届出書
- 登記事項証明書(コピー)
- 定款(コピー)
- 青色申告の承認申請書(任意)
- 給与支払事務所等の開設届出書(任意)
- 源泉所得税の納期の特例に関する申請書(任意)
- 出資者名簿(不要の可能性あり)
- 設立時貸借対照表(不要の可能性あり)
※マネーフォワード クラウド 会社設立で出力されたものを中心に提出。任意提出書類も含めて対応しました。
都道府県税事務所
- 法人設立届出書
- 登記事項証明書(コピー)
- 定款(コピー)
市町村役場
- 法人設立届出書
- 登記事項証明書(コピー)
- 定款(コピー)
※各自治体で書式が微妙に異なるため、自社所在地の都道府県公式サイトから最新版を取得して記入し直しました。
労働基準監督署・ハローワークには届出せず
従業員の雇用がなく、今後の雇用予定もないため、労基署やハローワークへの届出は行っていません。
現在は「通知待ち」フェーズへ
これで初期の行政手続きはいったん完了。今後は以下のような通知が順次届くはずです。
- 健康保険・年金の事業所番号通知
- 税務署からの受付印付き控え返送
- 地方自治体からの納税通知 等
法人口座の開設と気づいた落とし穴
ちなみに以前申し込んでいた住信SBIネット銀行の法人口座は、無事に審査を通過して開設されました。
審査期間は比較的短く、7月9日に申込をして、7月11日に開設完了のお知らせが来ました。
ただし注意点も…
開設後に判明したのが、「社会保険料の口座振替に対応していない」という点。年金事務所からの自動引き落としに非対応というのは、実務的に少し不便です。
代替案として考えられるのが、GMOあおぞらネット銀行。こちらは創業直後でも口座開設ができる可能性が高く、かつ社会保険の口座振替に対応しています。とはいえ、ネット銀行を複数開設しても使い勝手に大きな違いはなく、悩ましいところですが。
ともあれ、登記後の手続きと法人口座開設に関する初動フェーズは一通り完了しました。あとは各所からの通知を待ちつつ、経理まわりや給与関連の設定などに進んでいく予定です。