2022年に登場したキヤノン「EOS R7」は、APS-Cセンサー採用かつ3250万画素の高画素機として高い評価を集めてきました。その後継モデル「EOS R7 Mark II」に関する噂が海外サイトCanonRumorsにて取り上げられています。
本記事では、現時点で明らかになっているR7 Mark IIのスペック予想や進化ポイント、現行モデルからの違い、今後の登場時期についてまとめます。
EOS R7 Mark II:現時点の噂まとめ
1. 「マイナーチェンジ」の可能性が高い?
CanonRumorsが得た情報によると、EOS R7 Mark IIは大規模なモデルチェンジではなく、「マイナーアップデート」となる見込みが強いとされています。
- 基本設計・コンセプトはR7を踏襲
現行のR7は2022年に登場し、APS-Cミラーレスでありながら高速連写・高性能AF・優れたボディ内手ブレ補正を兼ね備え、野鳥やスポーツ撮影、趣味・仕事問わず幅広い層に支持されています。Mark IIではこの「バランスの良さ」を維持したまま、細部のチューニングにとどまる可能性が高いとのことです。 - 外観デザイン・操作系はほぼ同じか
大きな筐体変更は行われない見込み。グリップ形状やボタン配置、EVF周りの基本設計もR7と大きく変わらないとされています。
2. 新センサー搭載の可能性は?
- 3250万画素APS-Cセンサーを継続?
一部では新型センサーの搭載を期待する声もありますが、画素数に関しては現行R7と同程度の可能性が高いと予測されています。
その理由として、「R7自体がすでに高画素・高速・高感度耐性を高次元でバランスしている」ことが挙げられています。 - 読み出し速度や高感度耐性に微調整?
裏面照射型センサー採用の可能性や、画像処理プロセッサ(DIGIC X)のアップデートによって、読み出し速度や高感度時のノイズ耐性の向上が期待されます。
3. プロセッサやAF、AI機能は強化されるか?
- 新しい映像エンジン・AFアルゴリズムの採用か
R7 Mark IIでは、より進化したDIGIC Xプロセッサや、最新のAI被写体認識アルゴリズムが搭載される可能性もあります。特に動物・乗り物・人物検出AFのさらなる精度アップや、トラッキング性能向上が期待されています。 - AI領域の強化トレンド
最近のキヤノン製品の傾向を見ると、AI活用によるオートフォーカスや自動シーン認識の進化が著しく、R7 Mark IIにも最新世代の機能が投入される可能性があります。
4. 動画性能:大幅な強化はなさそう?
- 現行R7は4K60P、FHD120Pなど動画も強い
すでにR7は4K60PやFHD120P、クロップなし4K撮影に対応しており、アマチュアからプロユースまでカバーしています。 - Mark IIでは“実用域での強化”が中心?
噂では、RAW記録や8Kといった大幅進化は現時点で可能性が低いとされています。むしろ「動画時のオーバーヒート耐性向上」「AF動作の滑らかさ向上」など、現場で使いやすいチューニングが主眼になりそうです。
5. IBISや堅牢性・バッテリー性能
- 5軸ボディ内手ブレ補正は継続搭載
EOS R7の特徴である「5軸IBIS」はMark IIでも引き続き搭載見込み。これにより望遠・マクロ・動画など幅広い撮影ジャンルに対応できます。 - バッテリー持ちや耐久性も現行水準か
防塵・防滴、堅牢性の高さもR7の美点。Mark IIでもプロアマ問わず安心して使える堅牢設計が維持される見通しです。
6. その他:価格、発売時期
- 価格帯は現行R7から値上げが濃厚?
円安・部材高騰もあり価格動向は読めませんが、R7(1,499ドル)よりは高価になるとの予想。ただし2,000ドル未満にはなるとの予想。 - 発表・発売時期は2025年中頃以降?
現時点でリーク情報は少なく、正式な発表時期は未定ですが、「2025年中頃~後半」にアナウンスされる可能性が高いとされています。
まとめ
現行のEOS R7は、軽量ボディに強力なAF・連写性能、堅牢な作りと、趣味・プロ用途問わずバランスの良いAPS-Cミラーレスとして高く評価されています。また、APS-Cで3250万画素という狭い画素ピッチも貴重な存在。R7 Mark IIのマイナーチェンジ路線が本当であれば、現行R7もまだまだ魅力的な選択肢となるかもしれません。いずれにしても今後のさらなるリークや正式発表に注目しつつ、Mark IIの発表を待ちましょう。
Source:CanonRumors.com:Canon EOS R7 Mark II: Minor Tweaks or a Major Transformation?